スペインのクラブでのインターン
PSTアカデミーのプログラムでは、スペインのチームのインターン研修も行います。
ライセンスコースの中には現場での実習が義務付けられており、アカデミー5期生たちも今シーズンはバルセロナの各クラブにて現場に立っています。
先日は5期生の山田さんがエウロパ研修先のエウロパユースAで自ら監督に「ウォーミングアップをやらせて欲しい」と名乗り出て、短い時間ではありますがトレーニングを担当しました。
メニューは判断が伴うテクニックアクションのドリルトレーニング。
選手たちは、山田さんのスペイン語に真摯に耳を傾けて聞く姿勢を見せていました。
ピッチで実際に起こることとのギャップ
以下、山田さんの感想です。
「実際に指導してみて感じたこととは、紙で用意していた事と起きる事にギャップがあり、その修正がうまくいかなかったということです。選手のプレーを見ていると頭が混乱しているだろうなという印象を抱きました。もしかしたら自分が中に入っていてプレーをしていたとしても混乱していたかもしれません。
そうした想像の範囲を超えてくることをいかにうまくマネージメントするかの重要性を痛感したので、語学面の問題もまだまだありますが、少しずつ改善をしていきたいと思います。」
事前にかなりプランニングをしていた山田さんでしたが、実際に指導をしてみて起こった現象が予想を超えたものだったことを反省材料として挙げています。
指導者は理論や知識を積み重ねていくのみならず、このように現場に立ち様々な経験をすることも非常に重要です。予想をしていなかった反応が出るのが当然であり、そのような反省を積み重ねていくことで成長していきます。
スペインのインターン研修ではこのような貴重な経験をする機会があります。今後も、山田さんはトレーニングを担当し続けていくようですので、また機会を追ってレポートをお届けします。