海外留学にあたって、食事の心配は誰にでもあるものです。
スペインでの生活はどうなっているのでしょうか?
ここでは、スペインでの食事事情を紹介したいと思います。
スペインの食は日本人に合う?
スペイン人は肉とポテトとパンが大好きです。特にポテトは、どんな食事にでも付いてくるくらい消費量は多いです。
味付けははっきりとした味付けなので日本人には合うことが多いです。ヨーロッパの他の国と比べても、食事は美味しい方ですね。では、スペイン人がよく食べているものを紹介します。
ボカディージョ
スペインのサンドウィッチです。バゲットを横に切った間に色々な具が挟まれています。
写真のものは、生ハムのボカディージョ(Bocadillo de jamón)ですが他にもスペインオムレツ(Bocadillo de tortilla de patata)や、豚ロースとチーズ(Bocadillo de lomo con queso)のものなどはボリュームがあってオススメです。
町にあるバルへ行くと、ほとんどの店がその場で作ってくれ、誰でも気軽に食べれる一品です。値段は、3~5€といったところです。
Menu del dia(定食)
スペインの昼の定食のことを、メニュー・デル・ディア(menu del dia)と呼びます。町のバルやレストランに行けばだいたいどこにでもある定食の方式で、金額は10ユーロから15ユーロが相場です。
一般的には第一皿と第二皿で構成されていて、それぞれ5品くらいリストがあって好きなものをカルタ(メニュー表)選ぶ方式です。ボリュームが満点なので、金額からするとお得度はかなりあります。
まずは、お店の人が「飲み物はどうしますか?」と聞かれます。
多くの店では、水・炭酸水・グラスワイン・グラスビール・コーラなどのジュースから選びます。
その後、飲み物を持ってくるタイミングで食べ物を注文します。
第一皿では、米、サラダ、スープ、パスタなどがありパエリアやガスパッチョもこの第一皿のリストに入ってきます。
(ガスパチョ)
(パエリア)
第二皿は、ボリュームのある肉と魚系です。牛肉・豚肉・鶏肉・魚・ソーセージなどから選んで食べます。
Lomo a la plancha(豚ロースの鉄板焼き)
Bistec de ternera(牛ステーキ)
Postre(デザート)
ほとんどの場合、デザートも付いてきます。フルーツやプリン、ヨーグルト、ケーキ、アイスなどから一品選ぶことができます。
日本とは違う食事のタイミング
スペイン人は5食食べると言うとよく驚かれるのですが、これは本当です。また、日本とは時間帯が異なるので、留学してすぐの頃は慣れるのに違和感があるかもしれません。
朝食(Desayuno:デサイウーノ):かなり軽め。コーヒーにクロワッサンなど。日本の朝食とは異なります
11時の軽食(Amuerzo:アムエルソ):昼ご飯の前の軽食でボカディージョ1つなど
13時のランチ(comida:コミーダ):昼のランチ。Menu del dia(定食)など一日の中で一番ボリュームが多い
17時の軽食(Merienda:メリエンダ):夕方のおやつ。ドーナッツなど
20時の夕食(Cena:セナ):ディナーも軽め。パンとサラダなど軽めの夕食
全てのタイミングを食べる人もいればそうでない人もいますが、基本的には昼にたくさん食べてあとの食事はボリュームが多いので5食でも大丈夫なのですね。
旅行や留学で来て慣れないうちは、「え?ランチが13時からなの?」とか「20時に晩御飯は遅くない?」と言うこともありますが、スペイン人はこのリズムで食事を取っています。