世界トップレベルのサッカー指導者になる2つの選択肢とは?

【岡本一希】第1回:将来を見据えて、大学生として海外に指導者留学をするメリット

PSTアカデミーのOBは日本へ帰国して各地で活躍しています。

今回の記事は、その中から現在FCバルセロナスクール奈良で活躍している岡本一希さん(PSTアカデミー4期生)のインタビューを2回に分けてお届けします。

日本の大学に在学中に休学制度を活かしてバルセロナへサッカー指導者留学をして、日本に帰国後は見事に就職先をスペインでの経験を活かし掴み取った岡本さん。

今回はそんな岡本さんのスペインに渡るまでのプロセスと帰国後の体験談、そして海外に渡るメリットを語ってもらっています。

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留学前のことから聞かせて下さい。選手としてどこでプレーしていましたか?

岡本: 京都出身で、サッカーを始めたのが小学校3年生のときです。そこから中学3年生までプレーして、高校3年間は部活でやり、大学に進学してからは4年間サークルでしていました。

小学生では少年団、サッカークラブどちらでプレーしていたんですか?

岡本: サッカークラブです。

なんという名前のクラブですか?

岡本: 京都らくほくFCです。

そこでジュニアユースまでプレーしていたんですか?

岡本: はい。中学3年間プレーしました。

高校はどこですか?

岡本: 同志社高校です。

その次期には将来の夢などは持っていましたか?

岡本: 中学3年の時は「プロ選手になれたらいいな」と思いながらプロを目指していましたけど、中学のメンバーにも恵まれていてそのメンバーが高校でバラバラになってしまったことで燃え尽きてしまったこともあり、高校ではプロを意識するのではなく楽しくやれればなという感じでサッカーはプレーしていました。

その中で将来何をしようとかは考えてましたか?

岡本: そうですね、大学に入ってから指導者を始めたので、なにかサッカーに携わる仕事ができればなあと考えてましたし、それが指導者なのかライターなのか、模索しながらの大学生活を送っていました。

大学で始めた指導の対象年齢は何歳くらいですか?

岡本: 小学生年代です。

始めたきっかけはなんですか?

岡本: 僕が小、中でお世話になっていた方に「戻って来ないか?」と話しをいただいて、そこで始めてみようと思いました。

めてみて、サッカーを教えることに対してどのように感じましたか?

岡本: 最初の感触はもうこれを言っちゃえば怒られるかもと思うんですが、本当に選手と一緒に楽しむというか、コーチをしながらも楽しむといのがベースになっていたんですけど、3、4つ上の先輩から本当にいろいろ学びましたね。

ではいい先輩に恵まれたということですね。

岡本: 先輩とは今でも交流もありますし、その方とは一年に1、2回しか会わないですけど、会えばサッカーの話もしますし、最初そこで、入りは恵まれていたと思います。

そんな中で、大学を卒業する前にスペインに留学することを決めて、こっちに来た理由ときっかけを教えてもらっていいですか。

岡本: PSTアカデミーのプログラムに入る前に、一ヶ月だけ個人留学でマドリードに普通の語学留学に行きました。そこで、やっぱり英語も大事だなと思いましたし、スペイン語ももちろん大事だと気づいて、でもやっぱり自分の今のやってることを踏まえて考えると、スペインの指導者のライセンスを取れれば、しかも一年以上そういったプログラムで濃くやれればなあと思っていました。

ちなみにその最初の語学留学は、何かきっかけがあったんでしょうか?話を聞いてると、まだスペインに関係ある人は出てきてませんよね?

岡本: それこそ、今僕がコーチをやることのきっかけになったその監督は毎年1回ぐらいバルセロナに行って、短期間で指導者研修をしておられたので、そういった話もよく聞いたりして僕もスペインサッカーは昔から大好きだったので、やっぱりちょっと一ヶ月行って指導ではなく、スペインがどういう国で、サッカーがどういうふうに位置付けられているのか見たかったのでマドリードに行きました。

指導者の影響で情報が入ってきたということですね?

岡本: そうですね!

長期で留学したいと思った時にどうやって情報を探したんですか?

岡本: 学校では探さずにまずはインターネットのwebで探しました。

パソコンで見たり、スマホで探す感じですか?

岡本: そうですね。携帯で探したり、パソコンで見たりですね。

そのあと検索したら何が出てきたんですか?

岡本: 本当に今でも覚えているんですけど、『サッカー指導者留学』で検索したらすぐにPSTアカデミーのプログラムが出てきました。ただ当時はそれこそ僕がアカデミー4期生なので2期生とかの情報しかなかったのかなと思うんですけど、それでもプログラムが充実しているなと思っていましたし、そこが始まりで自分が見たというか調べたところですね。

そこで調べ始めてから、どういうプロセスを踏んだのですか?

岡本: そうですね、それこそ僕が調べて、僕がバルセロナに渡ったのが2015年の9月なので、だいたいプログラム参加の1年前に初めて見つけました。

それが大学3回生だったので、就活をそのままするか、留学をするか一番悩んでいた時期ですね。

そんな中で留学に気持ちが傾いたのですね?

岡本: そうですね、9月に情報を見つけて、11月ぐらいに親に相談をして、「留学に行きたいと考えている。2015年の9月に出発するのでそれまでにこういうことは最低でもします」ということを伝えて、12月に留学セミナーの説明会に参加するために東京に行きました。

ということは準備期間は約1年弱ですね?

岡本: そうですね。

親は最初どんな反応でしたか?

岡本: うちの親は特殊というか、自分のやりたいようにという感じだったので、プレゼンも上手く行ったというか、「最低でもここまでは語学とかも進めます」とか、「お金は貯めます」とは言ったんで、そこまで考えているのなら、動いてみようかなとなりました。

プレゼンの成功ポイントは何だったのでしょう。

岡本: やっぱり、今言った2つですね。あとは、それまでにお金の問題もあるのでここまでは稼ぎます、っていうのは伝えましたね。

このプログラムになぜ行きたいかなどの話はされたのですか

岡本: もちろんそうですね。「なぜこのプログラムに行きたいか」という話をした時に、自分の好きなサッカーで、やっぱり勝負はしてみたいというか、自分のしたいことで将来仕事に繋げられるように動いてみたい、ということは話しました。

それこそ自分の両親も自営で自分のしたいことをしているので、そこの意見は尊重してくれましたね。

それが何月ですか?

岡本: 11月ですね。

なるほど。そこから12月の留学説明会で申し込みをしてから、どういう心持ちでいたんですか?

岡本: やっぱり周りがどんどん就職していくなかで、自分は不安な気持ちもありましたね。周りは日本で勝負していくなかで、自分はスペインに行って留学するというギャップではないですけど、そういうのは自分の中ではありましたね。友達からよく言われたのは「すごく羨ましい」とか「筋も通っている」とか、自分のやりたいことをやってることが一番楽しいと思うし、「まあ、ガンバってこいよ」ていうのは言ってもらえました。そして、そういうことを言ってもらえると徐々に時間が経つにつれて自信にはなっていきました。

周りの子からするとちょっと羨ましさはあったんですね?

岡本: そうですね。心よく送り出してくれた友達が多かったですね。

では、出発前から留学が終わった時にサッカーの道に入っていくイメージは持っていたんですか

岡本: そうですね。そうふうにサッカーで仕事が出来ていけたらいいな、と思ってましたね。

その時は現場でやるのか、などの方向性は持っていたのですか?

岡本:  その時はまだ方向性をしっかり持っていたわけではないですけど、やっぱり指導していたので、スペインではどういう指導をしているのか、育成年代ではどうしてるのだろうかな、という疑問や問題をバルセロナに行って解決できたらいいなぁと思っていました。

留学中、午前中は語学学校にいってスペイン語を勉強していたと思いますが、午後の時間はどう過ごしていましたか?

岡本: 僕はかなり練習をみることに時間を使ってましたね。例えば火曜日、木曜日はエスパニョールの練習を見に行ったり、あとは、ちょくちょく町クラブもたくさんありましたし、いろいろな噂や話を聞きながら、ゆくゆくはインターンすることになっていたので、どこのクラブが自分に合ってるかなとか、そういうのも探しながら語学学校が終わったあと過ごしていました。

最終的に入るクラブのカテゴリーや役職はなんでしたか?

岡本: サン・ガブリエル(バルセロナの強豪町クラブ)の、ベンハミン(U-8)でしたね。7人制サッカーのチームで、役職は第2監督でした。

具体的に練習の時はどういう役割を担当されていました?

岡本: 練習の時の役割は、最初のころは第一監督の信頼を勝ち取るのに必死で泥臭いこともどんどんやっていこうという姿勢でやりながらも、シーズンが始まって11月、12月くらいに一つなにかチームのウォーミングアップをやるのに、「担当させてほしい」っていうのは言って、任せてもらえるようになりましたね。

自分からアピールしたんですね。

岡本: そうですね。やはり自分からやらないといけないという危機感を持ちながら、そこは勇気を持ちましたね。

そこからは相手チームの対策や改善点の練習メニューになるので第一監督メインで、自分はサポートって感じでやっていましたね。

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次回へ続く

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