世界トップレベルのサッカー指導者になる2つの選択肢とは?

サッカーのドリブルには2つある

サッカーの中にあるテクニックアクションであるドリブル

スペインのコーチングスクールではどの様にドリブルについて学ぶのでしょうか?

受講生日記からその様子をお届けします。

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今回は技術(TECNICA)のなかのボールを運ぶ技術について書きたいと思います。
スペインではドリブルの中でも2種類に分類しています。

1.REGATE(レガテ)…相手を抜くためのドリブル
2.CONDUCCION(コンドゥクシオン)…ボールを運ぶためのドリブル

ボールを運ぶためのドリブルの定義は

ピッチの中でボールを支配し、コントロールするためプレーヤーがとる技術的アクション

とされています。

では実際練習の中で指導者は選手に対してどのようなことに注意を払うか。

8つのポイントを先生は説明していました。

①敵のアクションを困難にさせるため、ボールの方向を変える
②よりボールを速く運ぶためにアウトサイドでボールを運ぶ
③敵のアクションからボールを守るため
④顔を上げてボールを運ぶ
⑤相手の距離しだいで遠い足または近い足でボールを運ぶ
⑥相手にマークされていたらボールを運ばない
⑦空いてるスペースにボールを運ぶように導く
⑧ゾーンによってボールを運ぶか運ばないか決まる

ということでした。

そして今回先生が強調していた部分は

「実際練習メニューを作ったとき、その練習メニューのなかで8つ現象の中でどの現象が評価の対象になるか」

を考えなくてはいけないということでした。

例えば直線のドリブルで競争する練習をする時に、選手がアウトサイドを使ってドリブルをしているかをしっかりフォーカス出来ているかということです。イメージはメッシやクリスティアーノ・ロナウドが速いドリブルをする時にアウトサイドでボールをタッチするようにです。この場合、指導者が選手に対して「より速くボールを運ぶこと」を望んでる場合です。

  

練習をグランドでやると、いろいろなものが目に付くものです。練習のプラン通りにも行きません。その時に修正する部分が整理されフォーカスできるかということが重要になってくるということを今回の授業で学ぶことが出来ました。


ドリブルにも目的があるので、それらをしっかりと整理して選手に伝えていく必要があります。

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